「思い、思われ、振り、振られ」と、ニキビの出来る場所で、恋占いをする歌をご存知でしょうか?知っているあなたは、もしかしてバブル世代?
この歌の出どころと、ニキビを前向きにとらえるヒントをお伝えします。
目次
1. ニキビで恋占い 由来は某ニキビ治療薬CMにあり!ポジティブな心でニキビを受け止めた若者たち
2. 思われニキビの由来はことわざにも!「思い面瘡思われ面皰」を読み解く
3. 今も昔もニキビに悩む人間はいた 顎ニキビでポジティブ思考
ニキビで恋占い 由来は某ニキビ治療薬CMにあり!ポジティブな心でニキビを受け止めた若者たち
実はこの恋占い、「クレアラシル」というニキビ治療薬のキャッチッフレーズとしてテレビCMで放映されていたものです。
ニキビで恋占い CM放映は1986年のこと
「思い、思われ、振り、振られ」
この恋占いソングが放映されていたのは、1986年のこと。
このCMを聞いたことあるのは、年代的に「バブル世代」に違いない!と思う短絡的な「ゆとり世代」の筆者です。この恋占いソングを覚えていた親御さんが、お子さんに教えてあげた可能性もありますのに、失礼いたしました。
思春期の心をつかむ 名作CM
顎ニキビの出た島田奈美(現:島田奈央子)扮する女子学生が、おでこ、顎、左頬、右頬を順番に指さしながら「思い、思われ、振り、振られ」と口ずさむ。顎ニキビを見て、誰から思われているのかしら、と首を傾げる。それを見ていた男子学生の集団が、我先にと手を挙げる。
そんな微笑ましい、青春の一ページを描写したCMです。
実際に思われているのか?顎ニキビ
本来悩みの種となるような、ネガティブな要素を持つニキビに恋愛的意味を持たせることで、ポジティブへの転換に成功しているこのCM。
このニキビによる恋占いが本当かどうかは、各自の判断に委ねますが、ニキビで曇った思春期の若者の心を、晴れやかにしてくれますよね。
思われニキビの由来はことわざにも!「思い面瘡思われ面皰」を読み解く
日本には、ニキビに関することわざがあります。兵庫県の淡路発祥といわれる、「思い面瘡思われ面皰(おもいおもくさ おもわれにきび)」。
単語を読み解く
思い(おもい)=人を恋しいと思うこと。恋心。
面瘡(おもくさ)=顔にできるにきび、そばかすなど。
思われ(おもわれ)=人から恋しいと思われること。
面皰(にきび)=顔に現れる吹出物。
ことわざの意味を読み解く
年ごろになって人を恋しく思ったり、誰かから恋しいと思われたりすると、顔に吹き出物やニキビが出てくるということ。 そこから、顔にニキビがある者を冷やかしたり恥ずかしがらせたりすることば。
恋心を抱くようになる年ごろと、発育盛りで性ホルモンの分泌が活発になりニキビが出やすくなる時期とが同じ頃の為、二つのことを結び付けたことば。
今も昔もニキビに悩む人間はいた 顎ニキビでポジティブ思考
日本のことわざでも分かるように、今も昔も、思春期の若者が抱えるニキビの悩みは変わらず存在していたようですね。自分だけじゃない!昔の人も悩んでいた!そう考えると、少しは気持ちが楽になりませんか。
今は科学的根拠に基づいた、正しく治す知識も周知されてきていますので、「思われ」で片づけないで、ニキビに正々堂々立ち向かいましょうね。